PS3コンバータの取扱説明
サザンの神様
< PCをPS3コントローラーの代わりとしてPS3をプレイできるPS3コンバータシステムの説明>
       

<メインエディタの操作>

アプリが起動すると、まず目に留まるのが数々のパネルです。このエディターへの設定方法を順番に説明していきます。
説明図11
キーボードの”スペースキー”を押して、その後に”○ボタン”をクリックします。
Main Keyの枠に”Space”の赤文字が入りました。これでスペースキーを押せば○ボタンが押されたことになります。


説明図12
次にキーボードから左のシフトキーを押して、”同時押”のチェックボックスに✓を入れます。
すると枠内に”ShiftKey_L”の赤文字が入りました。これでスペースキーと左シフトキーを同時に押した時に、○ボタンを押したことになります。

もしこの上例の設定では、スペースキーと左シフトキーを押せば○ボタンを押したことになりますが、×ボタンも同時に押したことになるのです。


説明図13
諸々の状況に応じて設定が行えるように”優先”を設けてあります。この場合ではスペースキーを押しても○ボタンが優先されて×ボタンは押されていないことになります。


説明図14
”同時押”側にも”優先”が設定できます。上例の場合ではシフトキーだけを押せば×ボタンを押したことになりますが、スペースキーとシフトキーを同時に押した場合は○ボタンを押したことになることに合わせて、○ボタン側の同時押優先により×ボタンは押されていないことになります。


説明図15
具体的な使用方法として上例ように設定します。
シフトキーを押せば×ボタン、スペースキーを押せば△ボタンが押されたことになりますが、スペースキーとシフトキーを同時に押した場合は○ボタンだけが押されていることになります。


説明図16
キーボードのリターンキーを押してから、”連射”に✓を入れます。連射速度は赤枠で示されるトラックバーで設定します。トラックバーが最左端になっている場合は通常のボタン押し動作になります。

つまり上例の場合ではスペースキーを押してもリターンキーを押しても○ボタンが通常押下されたことになります(”同時押”の✓が外れているのでシフトキーの設定は無効になっています)。


説明図17
”同押有効”に✓を入れればリターンキーとシフトキーを同時に押した時に○ボタン連射となります。

上例ではスペースキーを押した時には通常の○ボタン押しとなり、シフトキーとリターンキーを同時に押した時に10連射で○ボタンが動作します。


説明図18
”Clear”ボタンを押すとパネル上の項目がリセットされます。



幾つかを設定したら”START”ボタンを押してみます。これによりCOMポートを通じてPS3へDataが送信され始めます。
Data送信解除(START解除)はF3キーにて行います。
PS3コンバーター自作基盤のUSBケーブルをPS3ではなく自PCへ接続して且つPS3コントローラーも自PCへ接続した状態で、コントロールパネル等でPS3コントローラーの動作確認を行う場合は、”PCに接続されたコントローラーを無視する”に✔を入れておきます(PCが1台しかなくて、PS3コンバータの出力USB端子をPS3ではなく自PCに接続して、自PCから自PCへDataを送信テストする場合)。
実起動中は、
PCがスリープモードに入ってしまわないように設定しておきます。また、RS232Cコンバータを使用している時には、PS3コンバータアプリを終了してからRS232Cコンバータを取り外すようにします。


説明図20
Default設定ではSTARTをクリックすると同時に”Manual Control”の画面が開きます。

赤枠で囲まれたエリアには送信されるDataがリアルタイムで表示されます。
エディターで設定したキーを押して動作確認を行えます。また、マニュアルで各ボタンを押すこともできます。


説明図21
”SWITCH”と表示されたチェックボックスに✓を入れると、1回のクリックで押しっ放しになり、もう1回クリックすることで押下状態解除になります。


説明図22
青丸のターゲットをドラッグしてマニュアルで左右ジョイスティックを動かすこともできます。赤丸の”オートセンタリング”に✓を入れるとドラッグ解除時にターゲットは中心部へと戻ります。この機能を使用しない場合は”未使用”に✓を入れます。

また、今現在のジョイスティック位置を記憶させることもできます(右下黄枠部)。”Joystick位置復元”にて記憶したポジション位置へと強制移動できるわけです。この機能は、後述するJoystic Editorからキーに割り当てることが可能です。

Manual Control画面は”START”をクリックする前でも後でも開くことが出来ます。STARTした後の方がリアルタイムで押下されたボタンの確認ができるので具合がいいと思います。この時に
Manual Controlウィンドウを開閉する場合にはF4キーを押す方法もあります。

尚、Manual Controlのリアルタイム表示は、サーチ間隔が粗いため、表示漏れを起こすことがあります。
しかし、コントロールデータは問題なく送信されています。

コンバートをSTARTさせると画面上の余計なボタン等を動作させないようにメインエディタ画面の全てのコントロールが使用不能になります。この状態を解除(コンバート停止)して
元のメインエディタ画面に戻すにはF3キーを押します。


説明図23
後述するマウス設定では、マウスカーソルが画面中心に戻らないと具合の悪いことが多々あります。

そこで”センタリング”ボタンを設けてあります。”瞬間センタリング”に✓を入れておけばキーを押した瞬間だけマウスカーソルがセンタリングされます。

この場合ではスペースキーを押すと○ボタンが押されたことになりますが、同時にマウスカーソルが画面中心へ移動します。

スペースキーを離さなければ○ボタンは押しっ放し状態になりますがマウスカーソルは移動させることができるというわけです。

”瞬間センタリング”の✓が外れている場合は、スペースキーを押している間はマウスカーソルは画面中心部に固定されたままで動かすことが出来ません。


説明図24      説明図25
”MOUSE LEVER”エリアのボタンをクリック後に各ボタン設定をクリックすることで、マウスの移動をボタンの代わりに使用することができます。

これは画面中心を原点としてマウスカーソルを上下左右に動かした時に設定されたボタンが動作する機能です。

画面中心部の遊びの部分(ニュートラルエリア)の範囲を赤枠部トラックバーで設定できます。上図設定の場合はマウスカーソルを画面中心部より上に持っていくと×ボタンを押したことになります。


説明図26
出来あがった設定はテーブルファイルとして保存できます。
”TableのSave”から名前を付けて設定ファイルを保存します。保存したテーブルファイルを読み込むには”TableのLoad”から行います。

テーブルファイルをSaveしなくても、プログラムを終了する時には現在の設定状態が自動保存され、プログラムの起動時に復元されます。




PS3コントローラーのL1やR1ボタンは、握り込んだコントローラーへ人差し指を使って、邪魔することなく邪魔されることもなく操作できる画期的なボタン配置であると思っています。

しかしながら、プレイ中は人差し指が常にこれらのボタンにかかっているために、うっかりと押してしまうことがあります。

このうっかり押下を防止するためにPS3コントローラーに備わっている”アナログ押し感度機能”を使っているものがあるのです。

ちょっと押したくらいでは反応せず、しっかりとボタンを押した時だけ反応するようになっていて、本来であれば押されたと判定される場合でもボタンを押している力が弱ければゲーム内では押されたと判断されません。

このアナログボタン機能を本格的に使っているゲームは見たことがありませんが、PS3コンバータでは、押されたキー=押されたボタンがどの程度の力で押されたのかを合わせてPS3へ送信する”ボタン感度のアナログ調整”を行えるようにしました。
これらは全ボタン共通の押し感度になります。普段はMAXの255で使用することをお勧めします。
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