PS3コンバータのPIC書き込み
サザンの神様
< PCをPS3コントローラーの代わりとしてPS3をプレイできるPS3コンバータシステムの説明>
       

<PICへプログラムを書き込む準備>

PICへのプログラムの書き込みは意外と面倒です。
できるだけ簡潔に書き込みが行えるように説明していきたいと思います。
説明図47<PIC Kit3>
まずは書き込むためのツールが必要です。
私が使っているのはこれ、”PIC Kit3”というものです。当時4,000円くらいで購入しました。
お金をかけなくても書き込む方法が色々とあるようですが、できるだけ確実な方法を選択しました。


説明図48<Dummy Plug>
次に必要な物がこれです。
PICへプログラムを書き込むための自作基盤です。
これがあればいくらでも複製が可能なので”ダミープラグ”とでも呼んでおきましょうか。
左側に縦に並んだピンが見えます。ここにPIC Kit3を差し込み、緑色のIC用端子台にPICをセットして書き込みを行います。
説明図49<ダミープラグ回路図>
そしてこれがダミープラグの回路図です。
緑色の端子台の代わりに20ピンのIC差し込み台を使用しても構いません。


説明図50
<零号機回路図>

スタートページでも紹介した”PS3コンバータ零号機”は試作機なので、PIC Kit3を直差ししてプログラムをダイレクトに書き込めるようにしています。
PIC Kit3は、完成した自作基盤にプログラムの変更や追加書き込み、デバッグを含めたテストランを簡単に行えるよう工夫されています。
PICを書き換える度にいちいちICの抜き差しを行うのは面倒なので、自作基盤へPIC Kit3を直差しして、”プログラムを書き込む→即動作確認”ができるようになっているのです。
零号機はどうでもいいにしても、
PIC Kit3とダミープラグは自作も含めて用意しないといけません。

説明図51
こんな風にセットしてPICへプログラムを書き込むのです。赤いUSBケーブルをPCへ差し込んで、PC側からPIC Kit3へプログラムを送り込み、端子台にセットされたPIC18F14K50を書き換えるというわけです。

    エンジニアとしてのDNAを持たない人々は、もうこの部分は読んでいないかもしれません。

しかしこんな難しいシステムでも、誰にでも挑戦できるように工夫されて設計されているのです。PICというIC、それを書き込むツール、またはアプリケーション、これらには高度な技術やアイデアが盛り込まれているのです。

先人達が苦労して考えた技術、発見した現象、それを進歩させてきた企業、私たちはただそれを見てトレースしているに過ぎません。抵抗1本やコンデンサ1ケですら想像を絶するような技術で作られており、たかが配線1本ですら自分で作り出すことはできません。

どうせ大したことのない自信過剰人間になるより、常に謙虚にひた向きに楽しみたいものです。
 
   
<MPLAB IDEのセットアップ>

HARD側の用意ができたところで、次はソフトウェアの方のセットアップです。
PICへプログラムを書き込むためのアプリケーションをPC側にインストールします。

PIC Kit3を購入すると”MPLAB IDE”という書き込みアプリをインストールするためのCDが付属されているはずです。
説明図52<MPLABインストール用CD起動時の画面>
これがそのCDの起動時の画面。

説明図53
”Install MPLAB IDE”をクリックすればアプリのインストールが始まります。
私が購入した時のバージョンは”8.70”でしたね。

説明図54
あとは流れに乗って進めていくだけです。
説明図55
説明図56
これにて”MPLAB IDE”のインストールは完了です。

開発元のMicrochip社のページからダウンロードすることもできます。

Microchip社ページ


説明図57

まずは日本語に切替えましょう。



説明図58

”16ビット”系のマイクロコントローラーを選択します。



説明図59

”MPLAB IDE”の文字が出てきました。



説明図60

”無償ダウンロードのリンク”へ移動します。



説明図61
最新バージョンは”v8.91”のようですね。
旧バージョンのv8.6もダウンロードできますね。今回のPICへの書き込みはMPLAB IDEがあれば十分ですが、”Cコンパイラ”というものも一緒にインストールして開発するのが一般的です。

ここまでくればプログラム書き込み指令を出すだけです。

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